最近のMTBでは標準となりつつあるブレーキシステムです。強大な制動力と優れたコントロール性を持っており、雨天走行にも強いので、MTB以外にも街乗り・通勤車に採用されることもあります。
ディスクブレーキパッド →商品ページ

ディスクブレーキの分類
ディスクブレーキには「メカニカルディスクブレーキ」と「オイルディスクブレーキ」の二種類が存在します。
- メカニカルディスクブレーキ
ワイヤーで動かすディスクブレーキで、高コストパフォーマンスが特徴です。Vブレーキ用のレバーと組み合わせるモデルが主流ですが、シクロクロス車用にカンチブレーキ用レバー用のモデルも存在します。
- 油圧ディスクブレーキ
ブレーキフルードやオイルで動かすディスクブレーキで、高級MTBを中心に採用されています。高い制御性と制動力を持ちます。
※メンテナンスに特殊なノウハウが必要ですので、メンテナンス時は専門知識を持つショップに依頼するか、メーカーのサービスマニュアルを参照してください。また、フルードによっては最低でも一年に一回はフルード交換が必要になります。
調整
- ローターの増締め
- パッド位置の調整
- インターナショナル台座の場合、まず上図の「アダプター固定ボルト」をしっかり締めます。
キャリパー固定ボルトを緩め、動くようにします。そして、パッドとローターが並行かつ左右の隙間が均等になるように調整していきます。位置が決まったら固定ボルトを締めてキャリパーを固定します。
- (メカニカルディスクのみ)レバーストロークの調整
- ローターの調整
ホイールを回すと定期的に擦る音がする場合、ローターが歪んでいます。ローター修正工具 →商品ページで修正します。修正はパッドとローターが擦る位置を見つけ、その部分を引き離すように、修正工具でローターを曲げます。緊急時ならモンキーレンチやプライヤーでも修正できますが、ローターにバリが出るのでできれば避けてください。
ディスクローターの固定は、「六穴タイプ」と呼ばれる(主に)T25トルクスレンチを使って締めるタイプと、「センターロック」と呼ばれるシマノのロックリング回しで締めるタイプの二種類あります。六穴タイプは締める順番に注意して下さい。
オイルディスクブレーキの取扱い
オイルディスクブレーキは、その構造上いくつか注意するべき点があります。
- レバーストロークの調整は基本的にできない
- オイルディスクブレーキには、パッドとローターとの距離を一定に保ち、常に同じ制動力を得る仕組みが搭載されているため、レバーストロークの調整は、シマノの一部モデルのようにレバー側でストローク調整が可能なモデル以外では不可能です。
- 輪行時、メンテナンス時には特に注意


ローターを外した状態でレバーを触ると、レバーストロークが大きく変わったり、最悪パッドがくっついたりピストンが抜けてしまいます。また、自転車をひっくり返すと、オイルラインに空気が入り込みブレーキが効かなくなることがあります。輪行などでホイールを外したら、ブレーキに付属するプラスチック板、ない場合はローターと同じ厚さの板をパッドの間に必ず挟んで下さい。また、万が一オイルラインにエアーが入った(レバーをいくら握っても効かなくなる)場合、メーカーのサービスマニュアルを参考にしてエアー抜きする必要になります。
トラックバックURL:http://bicycle-info.jp/bicycle-maintenance/972/trackback





この記事をツイートする





質問・コメント一覧
始めまして。関といいます。お世話に成ります。MTBでシマノ オイルディスクブレーキでローターを外した状態でレバーを触わてしまい、レバーストロークが変わり、ローターが入りません。どうすればよいですか?お手数ですがよろしくお願い致します。
こんにちはスタッフ山田です。
ピストンが押し出された状態になっていますので、完全にピストンが飛び出していなければ
隙間へピストンプレスで押し広げていただければ戻ります。
http://www.qbei.jp/product_info/product/24884/
緊急時ではマイナスドライバーを使うことも可能ですが、パッドやピストン面を傷めることが
ございますので十分注意してください。
万一ピストンが完全に飛び出している場合は、修復できなくなりキャリパーの交換となります。