「輪行(りんこう)」という移動手段をご存知ですか?
輪行とは、自転車を専用の袋に詰め、電車に載せて運ぶことです。自転車のみでは行きにくい遠い場所でも、近くまで輪行することで走ることができます。自転車で旅したい人はぜひマスターしましょう。

輪行袋に収納したロードバイク
輪行袋について
- 横型
最もオーソドックスな輪行袋です。前後輪を外した自転車を倒立させて収納します。初心者の方でも扱いやすく、手早く輪行できますが、電車内の占有スペースが縦型に比べると少し大きいのが難点です。 - 縦型
電車内での占有スペースがもっとも小さな輪行袋です。収納手順が少し複雑で、一般的には輪行状態では自立せず、常に何かに立てかけなければならないのが難点です。 - 簡易型
自転車を倒立させて、前輪のみ外して収納する輪行袋です。初心者でも簡単に扱え、非常に素早く輪行できますが、電車内でかなりのスペースを占有するので、地方の常に空いている電車にしか乗らない、という場合以外では非常に迷惑になります。 - (番外編)折り畳み車専用
折り畳み車メーカーが販売している、自社の製品用に最適化された輪行袋です。簡単に輪行でき、電車内での占有スペースがかなり小さくなりますが、特定の車種しか収納できません。
輪行の方法(横型)
※自転車のクイックリリースレバーについてよくわからない場合は、前後輪の脱着(スポーツ自転車編)も併せて御覧ください。
- 輪行袋を展開し、付属品を取り出す
輪行袋の収納袋の中には、輪行袋本体、担ぎベルト、製品によっては中締めバンドやエンド保護金具、チェーン・スプロケットカバーが付属している場合もありますので、セット内容をよくご確認ください。 - 自転車を倒立させる準備をする
まずは変速機が付いている場合は、アウタートップ(前後とも一番重いギア)に変速します。こうすることでホイールを外しやすくなります。
自転車を倒立させると、ハンドルに取り付けたライトやサイクルコンピューター・ベルなどのアクセサリー類がハンドルの下敷きとなってしまいます。そこで、これらの中で壊れやすいもの、ハンドルから簡単に取り外せるものは取り外すか、地面に当たらないように取り付け位置を一時的にずらします。

ライトやサイクルコンピューターは外す
フレームカバーを使う場合はここで取り付けます。ブレーキに付いているリリースレバーを操作しないとホイールが外れない自転車が多いので、ブレーキのリリースレバーも開放しておきます。 - 輪行袋の上に自転車を倒立させる
輪行袋を地面に広げます。フレームによってはサドルを一番下まで下げておいた方がいい場合もあります。
輪行袋付属の説明書通りの位置に自転車を倒立させます。 - フロント・リアホイールを外す
ホイールのクイックリリースレバーを操作して、ホイールを取り外します。
スプロケットカバーを使う場合はここで取り付けます。 - フレームとホイールを配置する
フレームの両脇にホイールを配置します。ホイールポケットがある場合はホイールを専用のポケットに格納します。
中締めベルトがあるとより安定します。
- 輪行袋を閉じる
輪行袋の口を閉じます。自転車が露出していると基本的に乗車できませんので、丁寧に行ってください。 - 担ぎベルトを取り付ける
- 完了!
輪行解除の方法(横型)
- 担ぎベルトを外す
- 袋を開く
- ホイールを取り出す
- フロント・リアホイールを取り付ける

クイックリリースを固定

フロントはクイックリリースネジの増し締めが必要

クイックリリースを固定
- 自転車を正立させる
- 前後ブレーキ・クイックリリースを確認する
特にブレーキのリリースレバーを解除したままでは、ブレーキが作動せず大変危険なので必ず確認して下さい。 - 輪行袋を収納する
- 完了!
ディスクブレーキ採用車(MTBなど)での注意事項
ディスクブレーキの場合、パッドやローターに油がつかないように注意する、油圧の場合は輪行中レバーに触れないように気をつける、といった特殊な点が多いため、多少難易度が上昇します。
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